昨年12月から、日々の思いを歌に詠みました…
17文字に込められた 私の心の叫びです…いや、せめてもの気晴らしのお遊び（笑）
（太字は私的に特に思いが深い句です）
板の間の 隙間のよごれ 母に似て しつこく残る 手強さを知る（※季語無短歌 番外編）
ボケてても 犬のおやつは 忘れない
旅行本 身軽な思い ここでだけ
降り積もる 心の雪解け いつになる
部屋中の 電気をつけて 起こす鬼（=母）
もう無理と 何回言えば いいのかな
もうイヤだ 自分のために 落ち着きたい
鬼娘 言葉は豆より 痛いから（２月～）
またノック かなりハードな 土曜朝
寝かせてと 鍵をかければ 電話鳴る
ウロウロと 家中歩く 浮遊物
曇り空 外で見上げれば 輝く空
お決まりの 朝の挨拶 具合悪
母出てくと 顔色伺い 捨て台詞
起こされて 飲む珈琲は 空の色
真っ暗な 朝に起こされ 動悸する
助けてよ ストーカーが 家にいる
デイ休み 私のイライラ 止まらない
アラフィフで 初めて感じる 母の闇
寄り添うは 家族にとっては もはや無理
朝一の 母の挨拶 具合悪
スイッチを 押されイライラ 止まらない
どこにある 私のやる気スイッチは
お気楽な 母は毎日 日曜日
医者付添 見てもらいたいのは 私だよ
明日こそ 良い日になれと 目を瞑る
あれこれと 頼まれ事は 全放置
頭では わかっているけど 出来ません
人生は 楽しく生きた方が得
介護には 私の人生 邪魔されぬ
この辛さ 家族だけしか わからない
耐え忍ぶ 結局周りは 他人事
介護拒否 耳元囁く 悪魔の声
やんなった 私の人生 母のため
母娘 長生きするのは どちらかな
意地悪で 嫌な娘に 誰がした
返してよ 私の時間と 集中力
ふつふつと 電話で怒りが 沸き上がる
歯磨き粉で 顔を洗って ボロボロに（＝母）
寝てばかり それでも毎日 忙しい
懐かしい ショート帰宅の 第一声
母ショート 過ぎる時間が 超特急
ウォシュレット 止め方忘れ 噴水に
朝静か 母はデイを 忘れてた
もう呼ぶな 朝５分毎に 顔を出し
朝５時に テレビの音量 上げてくれ
休んでね 休めぬ原因 あなたでしょ
朝４時に 今年も毎日起こされる
危険物（＝餅） どうしてそんなに 食べたがる
餅食べる 真横で 厳重監視中
介護には 正月元旦 関係なし（１月～）
年の瀬も 具合悪いと 愚痴ばかり
新年も 明るい話は 無理そうだ
餅と蕎麦 それだけあれば 充分だ
大掃除 一切母は やりません
年賀状 今年は休みに すると決め
大晦日 昼寝の母が うらやまし
大晦日 散歩付き合い 罪滅ぼし
覚えとけ 言ってもボケ母 繰り返す
もうダメだ 朝から怒りが とまらない
起こしては ゆっくり休めと ほざく母
ボケ老母 何度言っても 聞きに来る
もう二度と 優しくしないと 通話切る
デイ行くわ 直前拒否する 人は誰
明日やる そう言う母は 寝てるだけ
母ごめん ショートは私の ためなのよ
ご飯まだ 手間かけ出せば 食べれない
アイスなら OKおかずは いりません
ショート行く 後姿が 切なくて
朝４時に 突撃襲撃 呆け老母（2021年12月～）
続く
