ババオの病名は、老人性うつ病（不安障害）および経度認知機能低下だ。
85歳だから、認知機能が低下しているのは当然だろう。
だが、周囲が見たら、状態は明らかに認知症。
家族が見たって認知症と思う。だが、病気の認知症と、認知機能低下は明らかに違う。
何が言いたいかというと、老人性うつ病は認知症の症状と重なるからその判断が難しいだろうということだ。
明らかに目に見える脳の萎縮などがあれば別だが、症状だけの場合は難しいように思う。
そしてそれに使う薬によっては、病気が深刻化することだって有り得るのではないかと思う。
実際、母が大腿骨骨折で入院した際には、落ち着かせるために認知症の薬が使われ、妄想や幻聴・幻覚など退院後もしばらく酷い状態だった。
正しい診断ができる信頼できる医師に巡り合うのは、難しいことかもしれない。
だが、もし自分の親が認知症でないのに、認知症と判断されたら、と思うと、それは家族にとっても本人にとっても苦痛以外の何物でもない。物忘れがひどいだけで、認知症としてしまう、そんな世の中ももう少し変わっていってほしいと思う。近い将来、我々だってその立場に立たされるのだから。
と今日は私見のつぶやきでした。
