年をとると、暑さ、寒さに対しての反応が弱くなるようだ。
さっきも、二回ほど呼ばれた。
部屋がものすごく暑いんだけど・・・
行ってみると、床暖房は消してあるし、特別暑くはない。いや、暑いどころか、寒い位だ。明らかにババオは体温感覚が狂っている。
あのね、床暖も全部切ってあるから、これでよいと思う。それでも暑かったら、あとは下着や洋服で調節するしかないよ。夜だから、窓開けると冷えすぎちゃうと思うし。それに、床暖って切ってもすぐ冷えるものじゃないからね。少し経たないと温度下がってこないから。
四六時中、暑いだ、寒いだ言われるから、心の中では『もういい加減にしてくれ、自分でその位調節してよ。』とイラっとしてしまった。以前は体の不調探しで「あそこが痛い、ここが痛い」だったのが、今度は「暑い寒い」に変わったのか。
最近のババオは「寒い」といって床暖房を最大限にした上に暖房までつけたかと思えば、先日は「暑い、暑い」といって扇風機までつけていた。この真冬に扇風機…まったくビックリである。
ただ、うちのババオが異常なのかと思ったら、高齢になると、寒暖に対しての感覚が鈍くなり、身体の反応も弱くなるということだ。
調べてみると、高齢者は発汗等の体温調節機能が低下するので、暑くても汗をかかず、熱中症になったり、さらに体内で熱を作り出す反応も弱くなるため、体が冷えて低体温になったりするらしい。全く厄介である。
そうか、よく真夏の熱帯夜にエアコンをつけずに室内で亡くなる事故があるが、あれば本人は全く暑さを感じていないのか、と納得する。
結局、夜はパトロールが必要ということになるわけだ。
またあと一時間したら、見に行かなければ…夜は今日も長い。