介護

5/23☀退院前日も不穏は続く…

今日は日曜日。
普段なら遅くまで寝ていたいが、今日も朝からババオの電話で起こされる。

しかし、今日は入院最後の日。
明日は退院、そして転院の日だ。
しかしババオは変わらず、最後まで錯乱状態が続いていた。

1回目の電話は朝7時11分。

「おはよう。どう?大丈夫?明日は退院だから、もう一日頑張って」
ババオ「具合が悪いけれど、頑張るわ。」と。

まぁ落ち着いた声なので、よかった。
正直何を話したか、私も寝起きで覚えていない。
割と穏やかに電話を切った気がする。

2回目の電話は8時半頃


2回目の電話は再びいつもの具合悪いモードに戻っている。
「具合が悪くて悪くて…」との訴えから始まり
「具合が悪いーっ」と電話口で叫んでいる。
そして「来てくださいー、来てくださいー」と看護師さんを呼んでいる。
その声がもう普通じゃない。
明らかにおかしい、病んでいる声だ。

そういえば、振り返ると私の記憶にある母は、いつも具合が悪かった。
小さい頃、一緒に出掛けても、いつも途中で具合が悪くなってしまう。
だから一緒に遠出した記憶も数える程しかない。
今こうなって考えると、実は昔からおかしかったのか…とさえ思ってしまう。

医者には「具合の悪いところを探さないように」と言われていた。
しかし、今は探しまくりのネガティブ1000%。
悪いがネガティブは人を遠ざける…さすがに連日こうも狂った電話が続くと疲れるわ。

3回目の電話は昼12時半過ぎ

妙に明るい声でかかってきた。
「今日は何時に迎えに来るのぉぉぉ?」
あれだけ何度も言っているのに、今日退院と勘違いしているようだ。
だから明るい声だったのか。
「退院は明日だよ。」と私。
「えっ???今日じゃないの?」
途端に暗い声になるババオ。そして急に
「もう具合が悪くて悪くて…」
「もう心が苦しくて、苦しくて…」
と言い始める。

ホント、わかりやすい「構って婆」だ。

4回目の電話は1時ごろ

「具合が悪いから、何にも出来ない。」とまた錯乱状態。
そして呆れたことを言い出す。

私を退院させないように(看護師さん達が)画策しているのよ…

いやいや、こんなに手のかかる迷惑な患者には一刻も早く出て行ってもらいたいはずだよ。
もうマトモに相手をしちゃいけないグループに入っているはずだ。

迷惑どころか、要注意人物だろう、あなたは…。

5回目の電話は2時過ぎ

実はムスメの気遣いで、5回目の電話はムスメが対応してくれた。
ありがたい。

ババオはムスメには愚痴らない。
愚痴ったり叫んだりも無かったそうで、
「リハビリ頑張る」と言ったそうな。


確実に相手によって対応を変えている。
ある意味、巧みだ。

そして今日はこの後、電話はかかってこなかった。
相撲の千秋楽は見たのだろうか。

明日は転院の日。
私にとっても長い一日になりそうだ。

無事転院できますように。

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