ババオと私の関係は相変わらずの混迷を極めている。
距離をなんとか縮めたいババオと、距離をおきたい私。
今日も何度も言い争いが繰り広げられた。
言い争いの声が響いて、もしかして近所でも評判になっているかもしれない。
朝からババオは泣きすがるように、私に何度も相談があると話しかけてくる。
仕事中にも突撃だ。
鍵をかけてあった扉を何度もコンコンと叩く…
「ここの家にいいのかしら」
「もうこんな状態では暮らせない」
「私が出て行った方がいいのかしら」…
不安症からくる老人性鬱は本当に厄介だ。
私の希望はもうただ一つだけ。
少し放っておいて…
ただ、それだけだ。
しかし、どんなに懇願しても、何度お願いしてもババオは私を放っておいてはくれない。
もう完全なるストーカー。
悲劇のヒロイン・ストーカーババオの泣き落とし戦術だ。
いや、悲劇のヒロインは私なんですけど…ホント
さて、話が変わるが、今日ババオ宛に先月分の電話代の請求書が届いた。
ババオは固定電話愛用者だから、毎月電話代の請求書が紙で届く。
いつも私が開封して支払うのだが、今日は驚愕の事実が発覚した。
なんど、通話明細内訳をみると
一日に5~6回、叔母に電話しているではないか…。異常だ。異常すぎる。
ストーカーは私にだけではなく、叔母にも行っていた。
例えば2月27日を見てみると
通話開始時間:
8:28
8:41
9:00
9:59
10:00
13:38
13:40
13:43
計8回
2月28日
8:52
8:53
8:54
8:55
8:56
8:57
8:58
8:59
17:05
計9回
何これ…。怖いよ。
あまりにババオの電話攻撃がひどいことを叔母に詫びると、叔母は「いいのよ。私に電話することで、少しでもそれが支えなれたら。」と言ってくれた。しかし物には限度がある。さすがにこれは問題である。申し訳ないで済む問題ではなく、何とか止めさせないといけない。
しかし、ババオに注意しても「心配だからいつでも電話してって言ってくれてるから」と相手に迷惑だと思っていない。既にそこがおかしい。
電話を取り上げるわけにもいかず、どうしたらいいのか、新たな問題だ。
とりあえずは、5月の母の日に「送るリスト」に、叔母の宛先も追加する。
少しでも、お詫びと感謝の気持ちを送っておかなければ。
そしてこの問題、なんとか解決しなければ。
さらに頭が痛い。