介護

4/1☀ババオと悪口

今日から4月、新年度が始まった。といっても私の生活は何も変わらない。
変わったことといったら、昨日歯を抜いたので、歯が1本無くなって部分矯正が始まったことくらいだ(笑)

昨日は抜歯の為に何本も麻酔をうち頭は朦朧、抜歯後の痛みもあり、口を開きたくない状態。
しかしババオは容赦ない。帰ると目を潤ませて心配攻撃が始まる。もう本当に面倒だ。
「あら~まる子ちゃん、歯を抜いたのね~ハッハッハ」ぐらいのダジャレを言ってくれればどんなに救われるかと思うが、涙ながらに心配で心配でもう胸が張り裂けそう…的に接してこられるとウンザリ。

「大丈夫だから」

と言うしかない。いや、ホントそれしかない。
私は自分の辛さを吐き出したくないタイプの人間だし、そこで「歯が痛くて辛いし、麻酔を打って頭が朦朧としてるし、もう疲れて…」などと言ってみても何の解決にもならない。相手に気を遣わせるだけだ。

でも大丈夫だから、と言われたババオは不満げだ。
なぜ自分にいろいろ話してくれないのか、と思って悲しそうな顔をする。
「大丈夫」に対して、「そう良かった」でいいではないか。

ババオは昔から人の辛い話を聞くのが大好きだ。
だから友達でも愚痴を言わない人は「あの人は本音を言ってくれない。表面的にいいことだけを言ってる」と批判していた。『愚痴を言う人=本音を自分に言ってくれる=自分は信頼されて満足』の構図だろう。だから周りに愚痴をいうネガティブな人しか集まらないし、そういう類友同士、集まって悪口ばかりいっていた。
ただババオ自身は自分の愚痴は言わない。そこではあくまで「聞いてあげる」立場が心地よいらしい。
そして厄介なのは宗教友達の集まりなので、最終的に話の落としどころは「人を救う為に、人類の為に問題を共有している」スタンス。一番始末に悪い。

今の状況だって「娘のまる子が本当に私にキツく当たって辛いのよー。気の強い娘で困るわ。」と近所の人でも他人にでも言って発散してくれたらいいのにと、と私は心の底から思っているが、ババオは人を前にすると
「娘のまる子は本当によくやってくれてね…」と何故か私を褒めている。本音をいうのは叔母くらいか。

今朝も朝の7時から叔母に電話していた。
叔母も毎日早朝から電話されたらたまらないだろう。
叔母には本当に申し訳ない。

4月というのに、私の心は晴れない。根底にあるのは「自責の念」だ。

桜の花に癒されに河川敷にいってこようかな…。


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