介護

3/8②夜までつらいよ

同じ日に②回目のブログを更新する時は、最悪な時だ。負のスパイラルに陥って、その気持ちを整理するためにブログに向かうことが多い。

ババオは朝から相変わらず薬ノイローゼだ。
今日は一日に5回位薬の確認を一緒にしたが、そのことも全て忘れている。恐ろしいことだ(笑)

朝「ちょっといいかしら?」と降りてきて薬の確認をしたこと。
薬の飲み方を大きな字で紙に書いたこと。
昼に再び薬の確認をしたこと。
夕飯の食前に薬を飲んだことを忘れてしまったことを忘れたこと。

…すべて忘れているのだ。

そして極めつけは、再びの~

…ちょっといいかしら?

最悪だ。それも家事が一段落して、やっとホッとくつろいている時に…。

今度はなにぃ?

もう私の頭の中は、ババオとの話をまとめて、早くその場から離れることしか考えていない。申し訳ないが、ババオの望むような「若かりし日の優しくて、なんでも聞いてくれるまるこちゃん」にはもうなれないのだ。ババオも歳食ったが、私だって同じだけ歳食ってる…。

ババオは泣きそうな顔で話し出す。

あのね。もう緊張して、毎日ビクビクおどおど過ごしてるのよ。だから判るものも判らなくなっちゃうし、ドキドキししゃって、どうしていいのか…わからない(泣)

「・・・・・(呆)」

ババオ、言ってる意味、わかってんのかな?それってさ、私にビクビクおどおどして過ごしてるってことだよね。結局「まる子ちゃんが怖くて仕方ない。もっと優しく優しくしてちょうだい」って言ってるんだよね。・・・・それはさぁ、もう私と顔を合わせない以外、方法はないじゃん。

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私も一生懸命やってるけど、さすがにさ、朝から一日に何度何度も同じことを、毎日毎日繰り返されたら、そりゃあちょっとウンザリ顔にもなるよ。それにさ、ビクビクしてる、ってそれは、私にでしょ。だったらもう、私じゃなくて、第三者のケアマネージャーさんとかお医者さんにもっと頼っていくしかないんじゃない?

ババオ慌てる…急に、

まるこちゃんには、いつも感謝してるのよ。とっても感謝してて…。

出たっ、感謝フェーズ!!!


いや、ちがうでしょ。話は、感謝してるとかそういうことじゃないでしょ…

ババオとの話はいつもそうだ。結局何を話したいのか、その論点がどんどんずれていく。ババオ自身も自分が何を言いたいのかわからなくなってる。

すると、「第三者登場」の話の流れに、こんどは

私も大丈夫そうに見えるけど、体の体調がかなり悪いのよ。まるこちゃんが思ってる以上に、毎日つらいし、具合も悪いの。

いきなりの、具合悪いフェーズ!!!

もう付き合っちゃいられない。

で、結局ババオは何がいいたくて私を呼んだの? 今夕飯の準備ちゅだし、もう行くね。薬はもう覚えなくてもいいから。私がその都度その都度飲む分だけ渡すから忘れていいよ。この話はここで終りね。

終わりじゃないけど、無理やり終わらせる。
そうしないと、もう私の生活が成り立たない。

階下に降りる。するとつぶらな瞳のモアンが私を見つめる。
モアンは全てわかっている。

犬は健気で賢い。犬の方が人間より賢い…少なくとも今のババオよりモアンの方が利口である。
モアンを抱きしめながら、心からそう思ってしまう。

すると…またソォ~と扉が開く…

ごめんなさい…迷惑をかけて…

始まった…ごめんなさいフェーズだ…

夫にも謝っているよ…。

はいはい、謝る事ないから。笑って笑って。

もう強引に切り上げさせる。

今日は夜中まで長そうだ。
もう、飲んで酔いつぶれて寝ちゃいたいな…。

プルルルルゥゥゥゥゥゥ

スマホが鳴る…ババオからだ…もう勘弁してくださいよ…

明日こそいい日になりますように。





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