介護

3/7☀ババオの友達

今日は久しぶりに平和な日だった気がする。
ババオはお風呂の日であったが、一日を通して落ち着いていた。
朝散歩も一人で出かけ、近所の人と話をし、友達Iさんとも電話をしていた。
Iさんは90歳近くで、かなり呆けている。
ババオいわく、「Iさんは最近、色恋話が多いのよ…」と(ババオは)困り気味だが、90歳近い老婆の恋バナとは一体どんな内容なのか、是非私が聞いてみたいものだ(笑)。 まぁそんなことをいいつつ、Iさんとババオは、いい具合に電話をしあっているから、いい友達というものだ。感謝である。

Iさんの恋バナが強烈だったのかどうかは知らないが、毎週日曜日の10時に隔週で☎し合っている友達Hさんへの電話は忘れてしまったようだ。昼頃に血相かえて飛び込んできた。

まる子ちゃん、大変っ!
Hさんへの電話、忘れちゃったっ!

あーーーっ、ごめんごめん。私も忘れちゃってたわ。

いつもは私がその日の朝に「Hさんへの電話の日だよ~」と念押ししてるのだが、今日は私もすっかり忘れてしまった(笑)
それから、慌てて電話をしていたババオ。
まぁ普段も世間話程度で、お互いの物忘れ自慢と、不健康自慢をしあっている間柄だ。特に急ぎの用事とかあるわけではないだろうが、それがお互いの生き甲斐となっている大事な電話だ。

夕方、ババオに聞いてみた。

Hさんへ、電話したぁ?

うん、あれからすぐに電話したの。

…でもね、…Hさんも今日が電話の日だってこと、忘れていたわ。

ババオ、嬉しそうに話す。
いい友達を持って幸せだ。
IさんにもHさんにも、末永く元気でいてもらいたい。しみじみ思う。

明日もいい日でありますように。

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