介護

3/26☀同居は本当に辛い…号泣

事件が起きた。
昨日、私は久しぶりに号泣した。今も喋る気にならない。
ババオの顔を見る気にもなれない。こんな夜もある。もういいや…
一晩ほっといたって、大丈夫だろう。

事の発端はくだらないことだ。
またババオが仕事中に入ってきた。だが無視して仕事を続けた。
そして1時間後。ババオの昼ご飯お準備のため二階に上がる。

二階の台所に上がると、あれだけご飯は自分で準備する、と言ったババオは何の準備もしていない。
お盆すらだしていない。結局自分でするつもりはないのだろう。
準備する、と言ったことも思えていないかもしれない。
モアンのおやつの時間は忘れることなく毎日しっかり覚えているのに、私との約束は全く守らない。
結局、私に全部やってもらいたいのだろう。

そしたらまた変なことを言い出すババオ。

あら、まる子ちゃんは、出かけてたのかと思ったわ。
さっき下に言ったら、髪の短い方が後ろ向きで座って、まる子ちゃんの椅子で仕事してたわね。どなたかきっといらっしゃってたのね。きっと皆さんの集まりがあったのね。

夫さんの仕事の方々も皆さんいらっしゃったしね。

私、あ・・・

ババオ、一体何を言ってるんだ…とうとうおかしくなったか…。
髪の短い人って何よ??? とうとう娘の後ろ姿も判らなくなったのか。えっ?皆さんって何?またせん妄ですか?

だが、私の失敗はここからだ。そこでもうババオは壊れたんだから、と認識して
『ハイハイそうね~そうでしたね~』と言えばよかったのだが、思わず

このコロナ禍で、一体家に誰が来るって言うの?。誰も来てないに決まってるでしょ。一体自分が何言ってるのか、わかってる? すごく変なこと言ってるんだよ。第一、知らない人が家に入り込んで、座ってるわけないでしょ。変だと思わない?

と、つい正論をぶつけてしまった。
でも別に怒った口調だったわけじゃない。まぁ、呆れ口調だったことは認めるが。

でもババオは、私の言動の一つ一つが刺さるらしい。ちょっとでも、私がイラっとしたり、言葉がきつくなったりすると、もうそこに倒れ込むばかりにふらついて、涙ぐんで『ごめんなさい。』と謝罪し始める。

そして「こんなんじゃ一緒にいられないわよね。もう嫌になったでしょ。顔も見たくないんでしょ。」と延々と謝罪攻撃が始まるのだ。それは私が笑顔を見せるまで続く。疲れたからしばらく放っておいて、は通用しない。即笑顔を要求するのだ。もちろん笑顔なんて見せられない。でも一旦作り笑顔で収めないと、収束しないのだ。

ババオに「ごめんなさい、許してください」と言われると、本当に辛い。
私は母親を苦しめる悪い娘だ、こんなことも笑ってやり過ごせなくて器の小さい酷い人間だ、と最大の自責の念に囚われる。身を削がれる感じ。

だが、今日は、もう心の底から嫌になった。きっかけはくだらないことだが私の中で何かがキレた。

ババオの顔をもう見たくなかったから、階下に降りて、つい持っていた服を投げつけた。

そして号泣した。

今、時間が経ってみると、何であんなに泣いたのかわからない。
たぶん、自分のキャパが限界を大幅に超えたのだろう。

結局同居だから、私には逃げ場がない。大事な犬がいるから、犬を置いて長旅に出かける気にもなれない。
ババオはデイサービスも嫌がってどこにも行ってくれないし、一日家にいて構ってもらう機会を伺っている。「まる子ちゃんと2人で手を取り合って、傷をなめあって過ごす。そして自分はまる子ちゃんの役に立ちたい、まる子ちゃんを助けたい」と心の底から真面目に思っている。
しかし、現実は薬1つ満足に自分で管理できない。それどころか買い物も出来ないし、お金の管理も一切出来ない。ガラケーのメールだって打てなくなったし、電子レンジだって満足に使えない。結局現実は全て私におんぶにだっこ、上げ膳据え膳状態だ。
そして、ちょっと買い物にでても、ジョギングに出ても、「大丈夫?どうしたの?心配して電話したんだけど」とすぐに電話をかけてくる。これもホント私には堪える

こりゃ、ホントもうダメだ。
もうホトホト嫌になった。
でも、今から明日の朝の薬を置きに行かないといけないし…。もう今日はこのまま寝ちゃおうかな。

ホント、辛い。

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