昨日はババオの物忘れのことを書いた。
物忘れが、加齢によるものか、病気によるものか、その判断はお医者さんに任せるとして、とりあえず今の時点でやっていることは以下二つ。
ババオの物忘れを少しでも減らすために…
(1)日記を書く。
日記と言っても、要は日々の記録帳…いや「雑記帳」と言った方が正しいかも。
勿論私が書くのではない。
ババオが日記を書くのである。
私はノートを買ってくるのと、ババオに「日記を書こうね~」とひたすら言い続けるのみ。
書く内容はだいだい以下の通りだが、形式も時に決めてるわけではない。
①朝昼晩の食事の内容
②便が出たか
③入浴・散歩の行動
④ババオが気持ちなどをメモ
実は、日記は後日に結構役に立つ。
調子悪かったのはどんな時だっけ、とか、便は出てるのかどうかとか。
便の記載は薬を飲む必要を確認できるし、ババオの状態がわかる。
要はババオにとっても文字の訓練にもなるが、私にとってもババオの状態を確認するのにとても役に立っている。いや、実際にはババオよりも私にとって、役に立っている。
【ババオにとって】
①ババオの文字の練習になる
➡84歳ともなると字を書く機会はかなり少ない。書かなくなると、書けなくなるが、日記を書くことによって文字も忘れないし、文字も読める。
②ババオの記憶の練習にもなる
③ババオ自身の気持ちの整理、確認になる。
【私にとって】
④ババオの健康管理に役立つ
⑤食事の管理にも役立つ
- 84歳ともなると、字を書く機会はかなり少ない。文字は書かなくなると書けなくなる。我々だってPCやスマホの影響で確実に漢字能力は落ちている(笑)。日記を書くことで、文字を忘れないし、脳の活性化につながる、これは確実。
- 食べたものを思い出すことで記憶の練習になる。
- ババオ自身が「嬉しかったこと」「悲しかったこと」を書くことで、気持ちの整理に役立っているようだ。
ババオには、一言でいいから、「その日の気持ちとか、あったことを書いてね。」といってある。 - ババオの健康状態を知ることが出来る。数日前のことなども振り返れる。
便の状態、散歩の有無、入浴したかどうかなど。特に便に関しては、ババオは一年前に腸閉塞で入院したから再発させてはいけないので、とても気にしている。便が出ない時は薬を飲まなくてはいけないから、日記にメモしてあると昨日は出なかったとか、2日出ていないとか、すぐに把握できる。
たまにババオは便の周りに花丸をつけていることがある。快便ということのようだ(笑) - 「昨日何食べたっけ?」が解消される。「お腹の調子が悪いけど、昨日何食べたっけ?」ということがない。
この日記、現在4冊目。去年1月に退院してから始めて今に至る。
つばめノートの普通の大学ノートだが、モアンの写真や、ムスメの写真など貼ってある。本当はもう少し余裕があればデコレーションして可愛いノートにしたいのだが、ちょっとその余裕がなく…まぁ機会を見てデコレーションしてあげよう。ふと、何冊迄いけるかな、と思うと少し切なくなってくるが出来る限り続けてもらいたい。
いや、続けさせなければ…だ。
(2)毎日散歩をする。
歩こう~歩こう~♬ 私は元気~♬
と、歌のようにはいかないが、毎日の散歩は行くように勧めている。コロナ禍で友達と会えない今、散歩は貴重な外出の機会で、途中で会う近所の人と話したり、犬に遭遇することが気休めになっているようだ。
散歩に行くと表情も明るくなるし、ハッキリしているが、散歩に行かない日は調子が悪いことが多いから、散歩の影響大である。
ババオの散歩コースは、本当に近所を回るコースだが、時間にして15分程度。普段は朝行くことが多い。
実はこの『散歩が良い』というのには、次のような科学的根拠があるそうだ。
①脳内物質のセロトニン(うつと関係がある物質)が活性化して、脳を元気にする。
②またセロトニンが分泌されることで、睡眠が深まる。
③散歩により紫外線を浴びることで骨を丈夫にするビタミンDが作られる。
雨の日以外は、とにかく散歩を推奨。本当は景色を楽しんだり、というようなことが出来れば更にいいのだろうが、ババオは昔から何かを楽しんだり、ということが苦手だから仕方ない。まぁ散歩しているうちに、なにか楽しみがみつかればよいのだが…。
今は『日記』と『散歩』が、84歳ババオの仕事。
私はこの二つを継続させるのが目下の最大の仕事である。