今日は朝から母が落ち着かない。
午後から病院の予約が入っている。そう心療内科の先生の診療日だ。
前回は緊急事態宣言直後でもあり、外出を怖がる母の気持ちも考え、電話診療に切り替えてもらった。だが、前回の診療は11月下旬、診療の期間があいてしまったこともあり、今回は2か月以上ぶりの診療となる。
場所は車で行くショッピングモールの中、よってコートはいらない。
一応私はコートを持ったが、母はコートを着ていなかった。が、厚着だったし、私は気にしなかった。
だが、車の中で母が「コートがない」と騒ぎだす。
寒いというので、私のダウンを着せた。天気も良かったし、私は寒くない。
それから母の頭の中は「コート」のことで一杯だ。
『どうしてコート着てこなかったのかしら・・・』
『まる子ちゃん、寒くてごめんなさいね・・・』
『この辺りでコート売ってたら、今から買いにいこうかしら・・・』
10回位は繰り返しただろうか・・・。いや、それ以上だ。
いや、私は大丈夫ですがな。もうその話は完了ですがな・・と心でウンザリしながらも
「私は暑い位だから大丈夫よ。結構着こんでるし。本当に大丈夫。」
「それにこのショッピングモールのお店、ブランド店ばかりだから、コート10万位しちゃうよ(⇐これ、ホント。笑)」
しかし、いくら言っても母の不安は収まらない。結局帰ってくるまで、コートのことで頭一杯だった。
先生にももしかして、コートの話したかも、と思ったが、先生から私にその話はなかった(笑)
基本、私がいると話しづらいだろうから、診療は母だけで入ることにしているから本当のところはわからないが、先生から特に他の話もなかったから今日のところはもうOKとしよう。次回はどんなに暑くても、冬の外出はコート必須で、が教訓だ(笑)