夜中にババオが降りてきた。
まぁ、困った事態の前触れだ。
でもさすがに12時半過ぎ、深夜は止めて欲しいのだが、
思い込んだ老人の行動は止められない…
ちょと、ちょっと来てください…
また、いつものせん妄だ。
寝起きの寝ぼけた状態で必ず起きる。
ババオは、いつも夜8時過ぎには寝てしまい、夜中12時～1時過ぎに起きる。本人は不眠症で眠れないと訴えるが、実は午後は1～2時間位寝てるし、
夜も4～5時間位は寝てるから、こんなものだろう。
で、今日の内容は、
さっき二階に来たでしょ。「皆さん」に声をかけても、ちっとも気がつかないから降りてきたわけ。みんな集まってきてくれてたんだけど…声をかけてもかけても全然気がついてくれないから。
正直、何言ってるかわかりません…
要は、「みんなが自分のところに来てくれたんだけど、自分が声をかけても気づかなくて、どうしたのかと思った。だから下に降りてきて呼びに来た」ということらしい。
本当に頭がおかしくなってしまっていたら、「そうねそうね、でも大丈夫よ～」とか適当に流すが、ババオはそこまでだと（私は）思っていない。
つい「二階には行ってないし、みんなって、誰もいません！」と声を荒げることになる。
結局、15分位経つと、ババオも落ち着いてきて、自分が寝ぼけちゃった事を自覚するのだが、実はそこからがまた長い。迷惑をかけてごめんだ、申し訳ない、このままどうしたらいいのか、と愚痴と不安のオンパレードとなる。そして、夜中がさらに1～2時間長引くという最悪のスパイラル。
まったく困ったものだ。いや、困ったどころじゃない。
これが日々続くと、こちらが頭がおかしくなりそうだ。心身ともに本当に削り取られる。
同じような思いをしている人は、いったいどの位いるのだろうか？
まさに、同士に対して声を大にして言いたい。
頑張っちゃいけない！
私もつい、マトモに対応してせん妄を訂正するが、次回は「そうね、そうね。いたかもね～見えたかもね～でも治まったわね～ハイ、おやすみ～」と対応してみようか。
出来る自信、ないけど…。でも、もう頑張らない。
明日はいい日になりますように。
