今日で2020年が終わる。エライ1年だった。本当だったら東京オリンピックがあり、日本人として誇らしい気持ちで終える感無量の2020年のはずだったが、全く予想もしない締めくくりの一日となった。まぁ人生、そんなものかもしれない。
大晦日なので一年をなんとなく振り返る。最近は母とのことでイライラモヤモヤが頂点に達していたが、ふと「母が喜ぶこと、全然してないな。」と思った。なんでそう思ったのかは分からない。たぶん大晦日だからだろう(笑)
夫と相談し、母に役割をお願いしようということになった。そうだ、母に夫の好物のポテトサラダを作ってもらおう。母に伝えると嬉しそうに早速やる気満々。(勿論私が作るであろうことは承知の上だ(笑))
そういうわけで、母と買い物に行くことにした。だが、大晦日・・・混む前に善は急げ、と朝9時に近所のスーパーまで🚙車で出かける。久しぶりに一緒の外出で母嬉しそうだ。密を避け、さっさと買い物をすませる。そして久しぶりに駅前のドトールでお茶をする。私はカフェオレ、母はホットミルク。横並びでたわいもない話をしながら10分位いただろうか。
家に帰ってから、さっそくポテトサラダ作りに取り掛かる。ただ、母は横にいて指示をし、結局私が作る。まぁ予想通りだ。試しに🥒きゅうりを切ってもらったらどことなくぎこちない。でも母はすごく嬉しそうだ。
実は母はポテトサラダが得意で、よく作ってくれた。私の夫が好きなこともあり、食事の一品とて助かっていたが、ここ1年位、以前とは明らかにつくり方が変わってきて、味も決まらないようになった。年を取ると味覚が鈍くなると聞いていたが、まさにその通り。勿論それは私の心の中だけにしまってある。
出来たポテトサラダを見て、夫に「ありがとう」と言われ、母はとても嬉しそうだ。大晦日、年の最後に小さな親孝行ができて、気持ちがホッとした。よかった。こういった日常が「幸せ」なのだと思う。
来年、今の状況が収束して、穏やかな日が戻りますように。
そして小さな幸せを積み重ねていけますように。