1月も最終週が始まっている。相変わらずコロナ一色の世の中だが油断ならない。特に我が家はババオが84歳。立派な高リスク家族である。
さて、今日もババオの鬱具合は60%だろうか。良いわ悪いかで判断すると悪い方だ。ただ、朝散歩は今日も続けている。本人も努力しているのだ。なかなかそれを認めて褒めることが、私も気持ち的に難しい。顔をみるとウンザリしてしまう私は、女優の才能ゼロである。
今日はババオは友人に電話をかけたらしく、その話をしてくる。
●●さんに電話したらね、私のことがわからないの。
まぁね~、●●さんは90歳近いでしょ。その年齢になればみんなそんなものかもね。
だからね、『私は誰でしょう?』って聞いてみたのよ。
そしたら『誰かしら~?』ってわからないの。
・・・
わからない人に、『私は誰でしょう?』って、家族でもないのにそんな意地悪なクイズを出さなくてもいいのに・・・。医者の先生も「御本人がわからないことを責めるようなことは言わない方がいいですね。」と仰っていた。が、それを言うとまたババオは落ち込むだろうから言わずに飲み込んだ。自分だってそんなこと言われたら、悲しいだろうにと思うが。
ただ、その後●●さんは、ババオのことがわからないながらも、二人で楽しく会話をしたようだ。「『いつもお世話になっている方』だろうから、こんどお菓子を送るわ」と言われババオ上機嫌。ただ、送ってくるとは思っていないようで、「いつもそう言うけど、送ってきたことないわよね。」と半分嬉しそうに言っている。たぶん『お世話になっている方』という言葉が嬉しかったのだろう。●●さんの方が、ボケ具合は進んでいるかもしれないが、本人の気持ち的幸せ度合いはババオよりも上なのだろうと感じる。
●●さん、ババオの為にも私の為にも長生きしてください!!!