今日は午前中にどうしても郵便局に行く用事があった。〶を出すだけなので所要15分、買い物見積もれば30分だろう。家にはムスメもいるし、二階の仕事部屋には旦那もいる。ババオに声をかける必要は全くない。いや、本音は顔を合わせるのが面倒だから、声をかけずにササっと出かけてすぐに帰ってきたい。しかし、そこでジレンマ。
私が声をかけていかないと、
①モアン(犬)が鳴いて、ムスメに「まる子ちゃんはどこにいったの?」と声をかけて、寝ているムスメを起こしてしまうだろう。
②最悪なのは、仕事中の旦那の部屋に向かって「まる子ちゃんがいないのだけど、どこにいったのかしら?」と声をかけてしまうことだ。
①も②も避けなければならない。面倒だが、ババオに「ちょっと郵便局に行ってくる。すぐ帰ってくるから。ムスメは昨日遅かったから起こさないようにね。」と声をかける。ババオは「それなら下で留守番しないとね。今から下に行くわ。」と予想通りの嬉しそうな反応。アーーー本当に面倒くさい。これで帰ったらまた「モアンちゃんがいい子でずっと窓のところで待ってるのよ。まる子ちゃんが帰ってくると喜んで喜んで。」とお決まりのような言葉を私に言うのだろう。これも実はモアンじゃなく、ババオ自身のことなのだろう。毎回ちょっと出かけても、この繰り返しだから、私の心は面倒くさい一色」だ。つい目も合わさずに出かけてしまう。…そしてスマホはバッテリーが一桁になったので、充電の為に置いていくことにした。
しかし、これがいけなかった・・・
用事を済ませ帰ると、ババオが既に玄関で立っている。泣きそうな顔だ。
また失敗しちゃった…ムスちゃん(ムスメのこと)を起こしちゃった…
事の経緯はこうだ:私の充電中のスマホが鳴った。差出人は0120のセールス電だから無視すればいいものを、鳴っているスマホをムスメのところに持って行ったらしい。
まる子ちゃんが交通事故にあったのかと思って。その連絡かと思って!!!
ババオの頭の中は常に、私が出かける=私は交通事故にあうと思っているらしい。その思考回路は昔から変わらない。
でも、「交通事故にあった人が、自分の電話にかけるかねぇ?家族の電話にかけるならわかるけどさ・・・」とつっこみだすとキリがない。
起こされたムスメは気の毒だ。その後、ババオが「起こしてごめんね。」「ゆっくり寝てね。」と枕元に3回位謝りに来たらしい。その言動が『起こしてる』事実に気づかないのだろうか。
『暴走老人』という言葉が頭をよぎる。そうだ、ババオは今日も『暴走かつ被害妄想老人』だ。これからどこまで暴走していくのだろうか。