介護

1/20☀理想の娘でなくてゴメン

今の母の状態は実は非常に宙ぶらりん。昨年11月に介護度1は出たものの、介護サービスは利用していない。

今、母に利用させたい介護サービスは、

①家での訪問リハビリ

②リハビリ特化デイサービスの利用

以下の2つだけだが、これがなかなか見つからない。いや、見つからないというよりも、母が乗り気でないので話が進まない上に、このコロナ禍で受け入れの方も新規をストップしていることが重なっている。本当はデイサービス等に行き、他の人と話したり、友達を作ればよいと思うし、そうしてくれると私も大変助かるのだが、母自身が拒否している。

理由を聞くと、今更他人に気を遣ったり、面倒な事はしたくないという。

しかし、このままだと確実に呆ける。1日中テレビばかりぼーっと見ている上に、最近はテレビの内容さえ頭に入ってないようだ。新聞や本も目が見えなくなった、という理由で読まなくなったし、生協の注文の字も書きたがらず、前は得意だった計算も全く出来なくなった。本当にここ1年で、いきなり年寄りになった感じだ。生きる意欲が感じられない。現に最近本当に物忘れが加速していて、かなり心配だ。

母の生きる意欲➡誰かの役に立っているという満足感➡今の母にその役割は悲しいかな、ない。せめて邪魔せずいてくれることが最大の役割なのだ。ただ、母は若い頃の自分と比べて、嘆いてばかりいる。「自分が年寄りである」という自覚がないから厄介だ。

母とは以下のような会話が繰り返される。

読みたい本とかさ、ちょっとやってみたい事とかないの?

あまりいろいろやれって言わないで欲しい。いろいろ言われると本当に負担だし、胸が苦しくなる。

母の真意はわかっている。私とたくさん話し、私とテレビを見て、私と散歩し、そして前の様に『私にだけ』いろいろ自分の愚痴を聞いて欲しいのだ。

しかし、申し訳ないが、もう私にはそれは出来ない。そして、母もそれは無理だということが、たぶんわかっているはずだ。ただ、母の顔を見ていると「悲しい気持ち」が全面にあふれている。母も辛いだろうが、私も辛い。

最後まで、母の望む理想的な娘でいられなくてゴメン。実際に声にだして謝りもした。でも、本当に、理想的な親子関係なんてものはないのである。他人は変えられない。ましてや、家族も変えられない。自分の思いだけでなく、相手のことを信じて、尊重してほしい。母に望むはそれだけだ。いや、もう壊れてきて母にそれを望むのは無理なのだということを私の方が認識しないといけないことはわかっているのだが・・・つらいなぁ。

さて、母のご飯を作りにいくとするか・・・。

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