理学療法士と作業療法士
ババオのリハビリが始まった。
まずは週一回1時間からスタートだ。
来てくれるのは「作業療法士」の先生。
「作業療法士?」
実は以前、父(介護度5)のリハビリに来てくれていたのは「理学療法士」の先生。
なので、リハビリと言えば「理学療法士」と勝手に思い込んでいた私。
今回の先生の名刺には「作業療法士」とある。
「???」
無知な私。知らなかった。
早速確認してみる。
理学療法士も作業療法士もリハビリに関わる資格。
理学療法士は理学療法をもとに、作業療法士は作業療法をもとにリハビリを行う。
…なるほど…元になるやり方が違うのか。
が、理学療法と作業療法…?もう少し調べて簡単にまとめてみる。
どちらも国家資格。
似ているようだけど、実は細かい点が違うのね。
理学療法士と作業療法士
理学療法士は運動機能回復のスペシャリスト
理学療法士は、立ち上がる、起き上がる、歩くなど、基本となる体の動作のリハビリテーションを行う。
例えば、平行棒を使っての歩行訓練、ベッドから起き上がる動作のリハビリなど。またスポーツ分野での機能回復のリハビリも行う。
さらには高齢社会の日本では、「健康維持」「悪化予防」なども目的とされているそうだ。
理学療法士の場合、病院のリハビリ室や介護福祉施設、児童福祉施設、障害者福祉施設などといった医療や福祉の現場の他、スポーツ分野でも活躍。
つまりは、動ける体を作るのが目的ということだ。
作業療法士は日常生活支援のスペシャリスト
作業療法士は、日常生活をスムーズに送るための応用的動作のリハビリテーションをう。
応用動作とは「食事をする」「着替えをする」「字を書く」等の生活する上で必要不可欠な動作の事。
また、作業療法士ならではの特徴として、精神分野のリハビリテーションを行う。
作業療法士は病院のリハビリ室や整形外科、精神科、障害者施設、老人保健施設などで活躍。
作業療法士は精神面でのリハビリも行えることから、精神科の病院でも活躍。
つまりは、自分で作業できる心身を作るのが目的となる。
理学療法士は、体の基本となる動きを行うためのリハビリ➡立つ、歩く等
作業療法士は、生活に必要な動作などのリハビリ+精神のリハビリ➡食べる、書く等
理学療法士はPT(Physical Therapist)、作業療法士はOT(Occupational Therapist)というそうだ。
ちなみに理学療法士と作業療法士は同時に取得することができないため、大学や専門学校へ進学する際、どちらかを選ばなければならないそうだ。
ババオの場合は作業療法士の先生が来てくれたということには大きく納得。
ババオの場合は、基本的動作(立つ、座る、歩く等)は問題ない。ただ、料理をするなどの細かい動作、そして何よりも、精神面でのケアが必要との判断だ。
50を過ぎても、知らないことがたくさんあるな。
ババオのおかげで、ひとつ知識が広がった。
to be continued